2008年7月1日火曜日

つつまれる

私は幼い頃から絵を描くのが好きで、
絵を見るのもとても好き。

絵を見た時に絵の空間の中にひきこまれ
自分がその絵の中の絵の具や色彩、空間に包み込まれている感覚。
そういう時はその絵の中に描かれていないけれどいろんな物がみえる気がする。

どきどきするのはそういう時。

雪が空から降ってきて包まれた時。
雨が降って水に包まれている感覚。
桜の花びらか散ってそこら中に舞っている時。
風がふいて空気に包まれている事を感じる時。

小学一年生の時、クラスに賑やかで目立ちたがりの男の子がいて、
いつか席が隣になった。
他の女の子はその男の子の隣になるとうるさくって、とても嫌がるけれど。
私はぜんぜん嫌じゃなくて、なんだか心地よかった。
声、がすぐ近くにあって、人間っぽさに包まれていてよかったのだと思う。

空気が震えている、空気が動いている。それらに包まれる。
そういうことが心の奥底の何かをぐっとつかむ。

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