2010年2月26日金曜日

Happy Birthday!

昨日はわたしの誕生日でした。
実はここ茅ヶ崎に引っ越して来てからこの凸凹ハウスで誕生日を迎えるのははじめてなんです。
去年はニュージーランド、その前は2年連続で大阪で作品設置中でした。

今年はいつもの仲の良いおなじみ凸凹メンバーが誕生日を祝ってくれました。
タカネをはじめみんないろいろありがとう!!
祝ってもらうのはなかなか照れくさいような気がしますが、
とてもうれしいです。
お酒を飲みながらぐだぐだ話ができる、わいわいできる、
そんな友達がいて私はしあわせもんです。

まずは、こうして30年間いろいろあるけどやってこれたことに、
支えてくれた友達や家族、まわりのみんなに本当に感謝です。
ありがとう!!
10年前には予想もできていなかった世界が今広がっていて、
きっと10年前の私が今の私をみたら相当びっくりするのだろうな〜。
と思う。馬鹿だなぁとかも思ってるかも?それとも笑って喜んでいるのか。
大人になりたがってがんばった20代と、これからは大人になんかなりたくないっ。
て思う10年間になるのか?まだわからない未知の領域ですが。
10年後を今の自分がみたとき、びっくりしちゃうような、よくやった!ってほめれるような30代にしたいものです。
そしてやっぱり笑っていたいものです。

今は、素直なんだか、素直じゃないんだかわからない、困り者の私ですが、
これからも楽しく生きていこうと思っています。
ますます自我が強くなっていきそうな予感ですが。
どうぞよろしくお願いします。

2010年2月21日日曜日

冬の越後妻有

雪に包まれた越後妻有への小旅行。

夏に見慣れた景色がすっかり雪に埋まって
全く違う景色になっている様は
とっても不思議な感覚。(夏に作品うかのめがあった池沢集落の空き家、写真中央付近から左にかけて山に登る車道がありましたが今は2メートル以上の雪が積もっています。)

本当に家が埋まっている。
雪に閉ざされる と言うけど、
本当にその言葉がぴったりきている。
雪の壁に囲まれて、
松代の町中の細い路地に入れば、雪の迷路を歩いているかのよう。
(写真は松代の街中、寝泊まりしていた家の前の道)

今回は18日から21日に開催されていた
越後妻有2010冬 雪の遊び雪のアート
をみるのと、十日町雪祭りをちらっとみるのと。
雪のすごさをみてくる旅。

私が滞在中は幸いなことに日中はお天気には恵まれ、まぶしい雪景色。
雪が溶け始めていました。
ニュースでも言われていましたが。
今年は今までにない大雪だったそうで、みなさん口をそろえて
雪堀が大変だったと。おしゃってました。

たしかに雪が溶け始めているものの、見上げるような雪の壁は
その雪の大変さを物語っています。
この雪、ちょっと前まではあと1〜2メートル高く積もっていたとか。。
(私が夏に作品を発表した池沢集落の方はそういってました。)

この池沢集落は、いらした方はわかると思いますが、山をひたすら登っていくので
雪の積もり方がまたすごい。
百聞一見に如かず。
驚きの景色、圧倒的な雪の量。
松代や十日町の町中とはまたすごさのレベルがちがってます。

あらためてこの土地で暮らす人々に尊敬の念を抱きます。
生活の大変さ。私にはきっとできない。


帰りは新幹線で、越後湯沢から乗り込み、トンネルを抜けると、
あの雪が嘘のように雪のない世界。
20分もしないあいだに、がらりとかわる景色にあぜんとする。


夏のよみがえった様々な思い出と、
久々に再開したあたたかいお世話になった人達の顔を思い浮かべ
真っ白な世界の越後妻有の景色を重ねあわせながら辻堂の家へ帰る。

そんな帰り道、自分の内面があからさまになったような気がした。
真っ白な沢山の雪をながめていると、
いままであまりみえていなかった自分の内面の隠れている部分がみえて来る気がした。
圧倒的な景色、自然の力はすごい。

さあ、これから先どうしようかな。

2010年2月16日火曜日

ふきのとうさん

今日のような寒い寒い日でも、
確実に春が近づいています。

昨日お隣さんの畑の端っこにふきのとうが顔を出していたので、
同居人のタカネと一緒にほのぼの眺めてた。
そしたらタカネが我が家の裏にあるふきのとうスポットを教えてくれた。
一年前に発見したらしい。
そんな素敵スポットで。
ふたりでせっせと収穫をしてみた。

今晩のおかずはそんな春の山菜ふきのとうのみそ炒め。
ほんのり苦みが口の中にひろがった。
くせになるにがみ。
ちょっとみそを入れすぎたかな。
ご飯が沢山食べれそう。
ついでに日本酒をちびっと頂きたい気分です。


※今日プロフィールを更新しました。englishバージョンも追加しましたー。
リンクをページの右上に貼ってみましたよ。

2010年2月13日土曜日

本に載ったよ

昨年末に出版された

世界の、アーティスト・イン・レジデンスから
WE LOVE ARTISTS
ARTIST IN RESIDENCIES AROUND THE WORLD

(BNN新社)
制作 サムワンズガーデン

のp.122-123に載っています。
越後妻有アートトリエンナーレ2009の出品作品うかのめの写真と、
私のインタビュー等が載っています。

かなり分厚い本になっていて、世界中のアーティストインレジデンスについての情報がたくさん詰まっています。
アーティストインレジデンスに興味のある人にとっては保存版になるのではないかな。
日本語英語のバイリンガル、AIRリスト520件掲載!
そして、世界中にはほんとうにいろんなアーティストがいるのだなぁ。
とぱらぱらめくっただけでわかる。

こんだけの情報量のある本に載せてもらえてうれしいです。

年末あたりは友人の話によると東京の本屋さんでは平積みされていたらしいです。

アマゾンでも購入可↓ですよ。

歩きながら歴史を考える

昨日は東京国立近代美術館で開催中の
William Kentridge ウィリアム・ケントリッジ
歩きながら歴史を考える
そしてドローインは動き始めた…

を見てきました。
南アフリカ出身のアーティスト。
木炭とパステル(主に青の色が印象的)を使ってのドローイングが少しずつ手を加えられていく。
それを記録しながらできるアニメーション。

はじめてウィリアムケントリッジのアニメーションをみたのは、
学生時代にNYに旅で行っていたとき、タイムズスクエアあたりのどっかの画面で流れていたという記憶がある。
ちょうど9.11のあった時に私はNYに偶然にもいて。そこでケントリッジの作品をはじめて目にした。
はっきり覚えていないのだけれど、
大きな建物とか、そんな物が一瞬にしてなくなってしまうような。木炭の粉になってしまうとか、水になってしまうとかそんな印象のアニメーションだった。
ケントリッジはもちろん、NYで9.11が起きることなんて知らずにその作品をつくっているわけなんだけど。予感をしていたかのようにみえた。
私は目の前で起きた大きな出来事とあまりにも似ていてぞくっとした記憶がある。

そんなこともあり、ぜひ彼の作品をまとめてみたい。と思い行って来た。

水であふれてしまう場面や建物がこわれてなくなってしまう場面、
がどんな作品にも多く出て来ていた。

力強くて、泥臭い。
たくさんのいろいろな悲しくて血なまぐさい歴史があって、その上で今がある。
なんとなく今、のほほんと暮らしている私は、
そんな沢山の過去の上に生きている。
そんなことを、強く考えさせられる作品が多かった。
私たちの周りをとりまくいろいろなこと、それらの危うさのようなことも感じた。

会期は明日14日まで。
映像作品がほとんどなので、時間に余裕をもって行く事をオススメします。
平日に行ったのに会期終了直前だったからか、けっこう人多くてびっくりしました。
だけど、おすすめです。

2010年2月6日土曜日

報告展の報告


今日はトーキョーワンダーサイト本郷で
NZのレジデンスの報告トークがありました。

はじまるまでちゃんと話せるかなぁと、心配でもあったのですが。
意外と緊張せず話せました。
よかったよかった。
一歩成長したのかな?
いらして下さった方々本当にありがとうございます。

トーキョーワンダーサイトのプログラムには
レジデンス経験はもちろんですが、
今日みたいなスライドトークの経験とか、
そんな一つ一つが成長するためのいいステップになっています。
プレゼン能力というのは、やっぱり重要だ!とつくづく今日思う。
今日の宇治野さんのトークみたくちゃんと笑いをとりながら話しを進めていける人になりたいものです。学ぶ事多いです。
こういうところでも人を楽しませることができるアーティストになりたいな。

それにしても今回の報告展は素敵にかっこよくて熱いアーティスト達の中でやることができてうれしいです。

昨日の搬入の時にも忙しいながらも、時間を共有することができて。

今日も色々な広い世界の話をたくさん聞けたし、
問題意識も高くて、いろいろな経験談をきけました。
刺激になりました。

またいろんなことをしてどんどん動きたい!とつくづく思う一日でした。

私にはほんとにほんとにやらなくてはいけないことが沢山ある!
ということを再認識する素敵な一日でした。

明日もまだ展示しております。
ぜひみにいらしてください!
他のアーティストのレジデンスの成果や作品もとても楽しくみることができますよ。

2010年2月4日木曜日

ばらの花


くるりの「ばらの花」という曲。

雨ふりの朝でー。
ってフレーズで始まる曲。

ふとiTunesから流れて来た。

この曲を聞くと思い出す情景がある。
イントロから、ぐっとその時の景色と感情を思い出す。

橋を渡る。暗闇の中を光が通り過ぎていく。
アクセルをふんで、スピードはどんどんあがっていって。
先に進むしかなくて。振り返れない。
たくさんの大切で優しい仲間がいるけど、
最終的には自分が道を見つけ出さなくちゃいけない。
そんなことを思いながら聞いた。

—最終バス乗り過ごしてもう君に会えない
あんなにちかづいたのに遠くなってゆく

制作もこんなことの繰り返し。そんなことを思う今日の夜。

強くなる為の曲。