2011年11月22日火曜日

おおいそぶらり

日曜日は大磯で開催のイベントをはしごしてきました。
毎月第三日曜日開催の大磯市

うつわの日開催の4カ所
岡村邸にて「クルマの弟、花の姉」展

ジェルアーキテクツにて「日本家屋で珈琲を」

桃の家にて「安土忠久吹きガラス展」

OISO1668にて「花と陶展」

大磯港と街中の数カ所を歩いてまわって、
かなり大磯をゆっくり満喫できてしまうと言う週末でした。

「クルマの弟、花の姉」展では、
姉の岡村朝子さんが縁側のあるお庭に陶でできたお花をたくさんさかせていました。
植木の中やら、木々の枝からかわいらしいお花がたくさんさいている作品。
前日の雨がお花の中にたまっていたりして、いい感じ。
購入もできたのので、お気に入りのお花を探したりして、
それがなんともたのしい経験でした。
弟の岡村友太郎さんの作品もあいらしい、思わず「ぷふ」っと笑ってしまうような
表情豊かな陶でできたミニカーがどきゅんと胸をうたれます。
床の間に置いてあったおおきな壺も
たくさんのかわいらしい、ゆるーい絵が描かれていて
ほのぼのしちゃう壺でした。
みててあきなくて。ゆるいけどかっこよい。
岡村邸のんびりないい空気感。
梅酒もいただいてごちそうさまでした。

「日本家屋で珈琲を」は
とってもすてきな古い日本家屋でお庭をみながら、
ちょっと大人な風情の器で珈琲と甘味が楽しめちゃう
ゆったりしていてそれでいてキリっとした時間のながれる空間。
 器は青山にお店を持つうつわ謙心さんの主催。
珈琲もおいしいし、素敵なうつわでこころまろやかな気分。

最後の〆にOISO1668の「大島健吾と富田啓之 花と陶展」
3階が空中庭園のようになっていました。
びっくり。
床に苔が敷き詰められていてその中に富田さんの個性的な作品が並ぶインスタレーション。
おーって思ってながめ、しばらくしてほーって眺めてゆったり。
一日の疲れがとれていくような感じ。
大島さんの植物に対する情熱と、富田さんの陶芸家としての情熱が
いいバランスで 共存していて、パワーをもらいました。
大島さんといろいろお話しして学ぶことたくさん!
他者をいかすお花の生け方。の話しなどなど。
草花に対する愛を感じましたー。

 そしてやっぱり、富田さんのころんとした湯のみ茶碗が揃いで欲しい!
と再び思ったのでした。
 いろんな意味でがんばろう。
と思った展示。

大磯は昔ながらのお家がたくさん残っているのだなーと
あらためて思い、そして細い風情のある路地が
こころわくわくする。素敵な街。
こころのどこかがざわめきます。

(※OISO1668「花と陶展」は27日マデ開催です。)

2011年11月18日金曜日

わたしをかたちづくるもの

ひさびさにブログを書くとなんとなく重たい印象になるなー。

ということで、たまには軽い話題も。

最近はちょっとだけよりよい食生活に関心が出てきた。
そこそこちゃんとはしてたけど、結構適当な私の食生活の見直しです。

まぁ、ぼちぼちな歳にもなってきたし。
なんにも考えてなくても健やかに生きてきた今までとは違うような気がする。
(特別どこか不調があるわけでもないけど。)
生の連鎖のことを考えると、
なるべく健やかな自分からなるべく健やかなこどもを産み
なるべく健やかに一生を終えたいな。
と思うようになってきた。
それは、身の回りにあふれている食べ物が手放しで安全とはいえない。
という事に気付いた。
そしてそのように日本がなってしまった。。のだけど。
普段口にするものを考えなおす機会ということにしようと思う。

最近以前にくらべてこまめに料理をするようになってきて、
自分の作った料理はけっこうおいしい。
(人様に出せる程ではないけどまだまだ自画自賛の範囲です)
とちょっと思うようになってきた。
手間はあんまりかけないけど時間をかけたものはおいしくできる。

あと、よくお野菜を人に頂くのだけど、
人の顔の見える物はなるべくおいしくお料理したい!
って気分になる。
手から手へ繋がる食べ物はちょっとあたたかみがある。
こうやってお料理して食べたよ。
っていうコミュニケーションがうれしい。

最近はじめたことのひとつに
電子レンジを使わないこと。
これが思った以上にすんなりとレンジなし生活に移行できた。
最初は「そんなの無理だ。」
って思ってたけど、なんでも蒸して暖めるのは思った以上においしい!
この幸せをなぜ今までしていなかったのだろう。と思うくらい。
ホットミルクをつくる時も火にかけてあたためる。
おいしい。
小さな幸せが毎日の繰り返しになることの意味は大きい。
と思う。

あと、少し作りだめしておいて、
品目が少なくなりがちな朝ごはんを少しでも賑やかにして栄養バランスを考えてみてる。
ふかしたお豆や大根とにんじんのこりこり漬け。
が最近はレギュラーメンバーです。
日持ちしそうなメニューは多めにつくってなるべく一品増やせるように。
って考えてるとけっこうおもしろい。
今まで、一日2食になりがちだったけど、
最近はちょっとでもいいからちゃんと3食頂くっていうのが目標です。

あとは玄米生活にしてみようと思って数日前からはじめてみたとこ。

やたら、急激にいろいろなことをはじめてみたけど、
まぁなるべく楽しみながら長く続けていきたいと思います。
一時のマイブームで終らないように。

と思っている最近の私の変化。

きらり

正直いって、
ちょっと悩んでいる。。
のかもしれない

私のしたいこと、いる場所、生きていく方法。

どっかの山小屋にでも一人でしばらくこもってみたいような気もする。
けど夜の闇が怖いからできない。
どっかから聞こえる動物の声とかにいちいちびくびくして。
あと、おなかすきそうだし。

そんな気弱な気分なのです。本当は。

アートとか芸術って、なんか言葉だけきくと結構うさんくさく聞こえる。
日本人の半分以上の人の意見ってもしかしてそんなところなんじゃないかなー。
ってなんとなく思う。
なんかよくわからないし。
わからない物はあまり近くに居てもらいたくないものだよね。
って思うよね。

そして扱いづらく、繊細。
崩れやすい、やわらかいゼリーのような感じ。
きらきらしてておいしいけどちょっと指でつかもうとすると壊れちゃう。
もしかしたら一面、針みたいな物が刺さっていて
つかもうとすると痛くてつかめない のかも。
やっかいだ。
あとあまりお金もうみ出さないしね。

だけど存在意義をさがして一人旅していくのです。
存在意義は、つくる私だけにとっての意義があればいいのかも。
だけど誰かの笑顔にも繋がっていたいよね。
って思う。
壊れやすくてもなんでも一瞬きらめく美しさ。
触ったらいたくてもそのとげが美しければ、
もしかしたらだれかが微笑んでくれるかもしれない。

だからやっぱりいい作品をつくって心の底から何かを感じとってもらうこと。
それをしなくちゃだめなんだ。
理由なくこころを動かすもの。

ひだまり

ひだまりのような作品がつくりたい。

太陽に照らされて乾いてゆく洗濯モノや
にんじんや大根を漬け込むために天日干ししているとき
陽の光を受けていると思うとうれしくて幸せで。
ああ、よかった。
とほっとする。

寒い冬にむかう今の季節の太陽のあたたかさ。
猫がひだまりでのんびりしている風景。
空気中にまうほこりや何かの草の種が空気中にまっていて陽に照らされて
きらきらしている風景

そういう幸せなものたちに囲まれていたい。

雨の日もあって、寒い日もあって、
嵐の日もある。
だからこそ陽の優しさがうれしいのだろうけど 。