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2012年1月23日月曜日

涙 Lagrimas

品川の原美術館で行なわれている
ジャン=ミッシェル オトニエルの個展
マイウェイ展に行ってきました。

せつないって気持ちは作品には必要だなと思った。
この写真は、オトニエルの作品「涙 Lagrimas」(部分写真)
ガラスの容器の中にガラスのビーズや浮きのような球体、色々な形をしたオブジェが入っている。
ガラスのあっち側のかたちが歪んでみえたりして。
白い中にきらきらしていて美しかった。
ストレートな美しさとせつなさだったと思う。

そうそう、ここの美術館のカフェダールでこの日はランチをしたのだけど。
お庭を眺めながら、昼からワインをのんじゃった。
なかなかいいひと時でした。

2011年5月2日月曜日

太郎の言葉

人でこみこみの岡本太郎展@東京国立近代美術館へいってきました。
久々に平日以外の日に美術館へ行ったというのもあるけど、
すごい人で。びっくり。
岡本太郎はやっぱり人気なんですね。
招待券あったからすんなり入場できてよかった。

私は昔から岡本太郎の絵はあんまり好きになれなけど。
そういえばちゃんとまとめて作品をみた事がないかった事に気付く。
昔、オークションのバイトしてた時に
大量の陶器の作品をまとめてみたことがあったくらいかなぁ。
あと汐留で明日の神話が公開されてた時に見に行った。

今回の展覧会でもあまり絵は好きになれなかったのだけど、
縄文土器などの写真の作品がいいなと思った。
モノの持つパワーがすごくひき出せている写真でかっこよかった。

あとは最後にあった太郎の言葉にいろいろ考えさせられた。
そしておみくじ形式で一人一枚太郎の言葉を持って帰れるようになっていたんだけど、
それが、この写真。

作品を見に行ったというよりも、岡本太郎とはどんな人だったのか。
人間自体をみにいったという印象の展覧会。
そしてその人間性に刺激をうけた。

岡本太郎の行動力、実現させる力、そしてそれをサポートする岡本敏子の力。
それがすごい。と思った。
太陽の塔の制作現場の映像等をみて思ったけれど、
実行するんだ!というパワーが半端ない。
強い意思。がんこさ。発言力。

なんだって思い描いているだけではなくて実現させなくては!
と思う。最近の私の課題だ。

先日も友達と話していたんだけど、
自分が死んだ後何が残っているのだろうか?
と言うことを考えて作品を作って行く事。
そういう事が作品を力強くさせていくだろうし。
そう言う事を常に考えているかいないかは作品の持つ力に大きく影響してくるんだろうな。
と思う。

2010年12月9日木曜日

吸収


今日は川村記念美術館へ
12日まで開催のバーネットニューマン展をお目当てに言ってきました。
点数は少なめだったけど、
ニューマンの絵画はやはり体験しに行かなければだめですね。
絵に包まれる感覚。
スケール感。作品の存在感。
川村の常設の赤い絵は「アンナの光」というタイトルでよかった。
とつくづく思う展示でもありました。
違うタイトルだったらなんだか嫌かも。

私の作品は平面ではないけれど、
作品に包まれる感覚などなど
すごく刺激になる展覧会でした。
絵画の持っている力を感じることができました。

ニューマン以外の常設展もゆっくり鑑賞。満喫。
お気に入りのロスコの部屋でロスコ絵画に再会。ゆっくり体感。
ロスコの絵はじっとみていると、絵自体が呼吸をしているような、
ゆっくりゆっくりうごいているような感じにみえてきます。
絵の中にすいこまれそう。
見飽きない絵です。

川村記念美術館は遠いけど満足感が高い。

帰りに銀座のBLDギャラリーで開催中の辰野登恵子さんの個展に立ち寄る。
実はちゃんと見るのははじめてなのですが、
こちらも絵画に正面から向き合っている感じで、
パワーをもらいました。

今日はちょっと絵が描きたくなった一日です。
そしていい作品をつくらなければ!と思った一日。
やはりいいものを吸収しないとアウトプットしていくことはできないな。
と思ったのでした。
忙しい忙しいといって、ひきこもってばかりじゃだめだな。
いろんな楽しいもの楽しい場所へ行ったり、
美術館に行ったりしていろいろなものをもっとみよう!
しばらくは吸収しまくろう。
そういう時期にしようと思います。

2010年8月1日日曜日

夏旅2(後半編)



後半は一日は小豆島へ行き、
残りは男木島をすごーく満喫。

先月男木島でお世話になった方々と再会。
かわらぬ笑顔がなんだか心あたたまる。
男木島は2年に1度のお祭りが8月上旬にあるそうで
その準備や、練習と芸術祭が重なってみなさん忙しそう。

お祭りのお囃子の練習も見学させてもらいました。
本当は本番をみたいところだけど。。
練習の風景もなんだかみなほのぼの。
大人達は、子どもが一所懸命練習する姿を、
笑顔で優しく見守っていました。

そして、茅ヶ崎からふらふら〜と来た私たちに
おいしいお魚などたくさん差し入れをしていただきました。
どう感謝の気持ちをあらわせばいいか。
ほんとうにありがとうございました。
とにかく、男木島のおいしいものを満喫したのでした。

とまらせていただいたKKさん宅は見晴らしがとってもよく。
毎日そんな絶景を眺めながら、
いろいろな男木島の話をききながら。
おいしいとれたてのお魚とお野菜を頂きました。

そんな島生活を満喫のため、
芸術祭の作品を見るのをすっかり忘れそうになりましたが
ちゃんとみてきましたよ。

大きな目的のひとつ、眞壁陸二の完成した作品をみにいくこと!

眞壁さんの作品は
爽やかに軽やかに男木の風景の中に溶け込んでいて
存在感が心地よい。
男木島の高低差のある路地を歩きながら
風景と一緒に目に飛び込んで来る。
男木島の独特の路地の景観を壊さず、
暑い中歩き回って風景をみそびれそうなわたしたちに
いいきっかけを与えてくれていると思いました。
その反面、ハードな登り坂と暑さの為、
心を落ち着けてリラックスした環境で
作品を含めた島の風景にゆっくり対面しにくいのが
すこしだけもったいない感じがしました。
秋になって涼しくなれば少しいいのかな。
という感想。
眞壁さんの作品は全部で8カ所。
見逃しのないように。

男木島は他の島に比べると全体的に作品の温度が高め。
ほくほくしている印象がありました。
短期間で芸術祭を訪れる人は
他は飛ばしてもいいけど男木島は必見だと思います。
男木島の景観自体も独特でかっこいいし。
作品のエリアも狭い中にたくさんあるので
見るのにそんなに時間はかからないと思います。
すべて徒歩でまわれるところもいいです。

他に印象に残っているのは松本秋則さんの作品
素朴な音が心地よい。
かつて牛小屋だった場所での作品が特に私のツボに入りました。

男木島では昔、牛を他の島の人へ貸し出していたそうな。
貴重な収入源だったそうです。

男木島での思い出はたくさんあるので。
またちょっとずつ書いて行きたいと思います。

(写真上は男木島からの眺め夕暮れ時
左の島が小槌(こづち)、右の島が大槌(おおづち)、
と奥に瀬戸大橋。
写真下マカベさんと作品wallalley)

2010年7月27日火曜日

夏旅

瀬戸内国際芸術祭をみに瀬戸内海の島々に来ています。

前半3日間で女木島、豊島、犬島、男木島へ行く。

またも、島の方々のあたたかさにふれ。
美しい景色の中たくさん船に乗る。
昨日の男木島からの夕陽は格別でした。

犬島は精錬所がかっこよかった。
船から島をみて煙突のシルエットが
なんとも独特。

豊島も全体的に充実してまわる。
作品数が多くて急ぎ足になってしまったけど。
特に印象に残ったのは藤浩志さん、クリスチャン・ボルタンスキー、

あとスー・ペドレーのハーモニカもよかった。

2010年7月5日月曜日

とーきょー

先日、六本木ヒルズの森美術館で4日まで開催していた
六本木クロッシング
芸術は可能か?
—明日に挑む日本のアート—
へいってきました。

タイトルがなんだかおじけづいちゃいそうな。威圧感あるな。
この質問私だったらどう答えるのかな?

2月にトーキョーワンダーサイト本郷での帰国報告展のトークで少しご一緒した宇治野宗輝さんの作品をおめあてにしていってきました。
ワンダーサイトでは、イギリスでの作品の記録もおもしろくて、
アーティストトークもいい感じで。
話しをしてまた楽しくて。さくっといいアドバイスをしてくれたのが印象的。

芸術は可能か?
の出品作品も期待通りカッコいい!(写真は宇治野さんの作品)

こういう感じの男っぽい作品をつくる、日本人アーティストって意外といないよーな?
と、ふと思う。

こういう作品女子はつくらなそう。
だからかな、手放しでいいなって思える。


芸術は可能か?
の後は10月にINAXギャラリーで開催する私の個展の打ち合わせとインタビュー
の為京橋のINAXへ行く。
ギャラリーのお二人はとても気持ちのよい方で、
楽しくお話しができて。
10月がますます楽しみになってきました。

INAXギャラリーはアートニュースといって一枚の大きめの印刷物を作ってくれる。
今回はそれ用のインタビュー
こうして何らかの形で記録の印刷物を作って残してくれるのは、
とってもありがたい。

最後に青山のスパイラルマーケットにて4日まで開催していた
あかしゆりこさんのガラスの小物アクセサリーなどの展示へ。
あかしさんのガラスのアクセサリーは
なんだかやさしい気持ちになれる、身に付けていて気持ちがいいのです。
おいしそうでさわやかな。少しずつじわじわ集めていってます。

茅ヶ崎にあかしさんのオリジナルショップがあるので茅ヶ崎にいらした際はぜひいってみてください。

2010年2月13日土曜日

歩きながら歴史を考える

昨日は東京国立近代美術館で開催中の
William Kentridge ウィリアム・ケントリッジ
歩きながら歴史を考える
そしてドローインは動き始めた…

を見てきました。
南アフリカ出身のアーティスト。
木炭とパステル(主に青の色が印象的)を使ってのドローイングが少しずつ手を加えられていく。
それを記録しながらできるアニメーション。

はじめてウィリアムケントリッジのアニメーションをみたのは、
学生時代にNYに旅で行っていたとき、タイムズスクエアあたりのどっかの画面で流れていたという記憶がある。
ちょうど9.11のあった時に私はNYに偶然にもいて。そこでケントリッジの作品をはじめて目にした。
はっきり覚えていないのだけれど、
大きな建物とか、そんな物が一瞬にしてなくなってしまうような。木炭の粉になってしまうとか、水になってしまうとかそんな印象のアニメーションだった。
ケントリッジはもちろん、NYで9.11が起きることなんて知らずにその作品をつくっているわけなんだけど。予感をしていたかのようにみえた。
私は目の前で起きた大きな出来事とあまりにも似ていてぞくっとした記憶がある。

そんなこともあり、ぜひ彼の作品をまとめてみたい。と思い行って来た。

水であふれてしまう場面や建物がこわれてなくなってしまう場面、
がどんな作品にも多く出て来ていた。

力強くて、泥臭い。
たくさんのいろいろな悲しくて血なまぐさい歴史があって、その上で今がある。
なんとなく今、のほほんと暮らしている私は、
そんな沢山の過去の上に生きている。
そんなことを、強く考えさせられる作品が多かった。
私たちの周りをとりまくいろいろなこと、それらの危うさのようなことも感じた。

会期は明日14日まで。
映像作品がほとんどなので、時間に余裕をもって行く事をオススメします。
平日に行ったのに会期終了直前だったからか、けっこう人多くてびっくりしました。
だけど、おすすめです。

2009年12月8日火曜日

黄色のいちょうと秋の日々


秋の週末のこと。

友人の眞壁さんのトークショー
忘れかけてる美術史のおさらい。

晴れた昼下がりの公園で読書して、

東京都現代美術館で
「レベッカ・ホルン展」と「ラグジュアリーファッション展」と「常設展」
ドイツの現代美術作家のレベッカホルン展
最後に長い映像作品流れているので、すべて見たければかなり余裕をもってお出かけをオススメします。
「鯨の腑の光」というタイトルのインスタレーションが好きでした。
レベッカの詩に包まれるというもので
プロジェクターからテキストが映しだされ、そのテキストが水槽の水に反射されて、幻想的な空間をつくりだしていました。
ちょっとめがまわりそうに一瞬なる。静かな作品でした。
(2月14日まで)

常設展は岡崎乾二郎の特集展示がされていました。
小品ばかりでしたが、岡崎乾二郎の作品をたくさん見たのははじめてです。
(前期は1月24日まで、後期は4月11日まで)


夜は茅ヶ崎のおいしいお店Rico
で茅ヶ崎在住のあかしゆりこさんのBlack coffeeの開店一周年おめでとうパーティー。
私がいつもつけている白くて四角いガラスの髪留めはあかしさんの作ったものです。
あめだまみたいにかわいらしくて、シンプルで、
心がまあるくなるアクセサリーです。
会の〆に、まかべさんから「茅ヶ崎もりあげていこー!がんばるぞー!」
という熱いかけ声!なんだか良い感じです。
私もがんばるぞ。


そして今日は、400字詰め原稿用紙4枚の文章を書かなきゃいけない。
学生時代を思いだすフレーズ。
南の窓の日が照るすみっこで、もくもくぬくぬく。
きらきらひかる黄色い銀杏の葉っぱがひらひら散って美しいのです。

2009年10月28日水曜日

芸術の秋〜



先週末はゆっくり東京の美術館へいってきました。
あいにくの雨模様でしたが、満喫です。

東京国立博物館、特別展「皇室の名宝−日本美の華」
森美術館「アイ・ウェイウェイ展–何に因って?」
東京都近代美術館「河口龍夫展 言葉・時間・生命
トーキョーワンダーサイト渋谷 大巻伸嗣「絶・景 -真空のゆらぎ」
トーキョーワンダーサイト青山 open studio
SCAI THE BATHHOUSE 「ジュリアン・オピー個展」

を巡ってきました。芸術鑑賞三昧です。

国立博物館では若沖の動植綵絵のすべての30幅勢揃いで、
他のも華やかで見応えあり。でした。
しかし、前も書いたかもしれないけど、
私は若沖の絵を見ると、どうも気持ちが悪くなってしまうようで、
今回もやっぱりなってしまいました。
特に動物の目や連続した植物の模様、紫陽花の花びら、鳥の羽根を
じーーっとみていると目がまわりそうなクラクラした気分になってしまいます。
その後に展示されていた酒井抱一の花鳥十二ヶ月図の絵がすごく柔らかく感じて、
みていてほっとしてしまいました。

ついでに博物館の常設展も。
特別展とはうってかわって、しん とした館内は
静かに時の重みを感じる物がたくさんです。
古くは縄文時からの土器、そんな物を目の前にすると、
私の目の前にこの物が在ること自体がとても奇跡のように感じます。


アイウェイウェイ展も中国人のアーティストでこんな人がいたなんて!
っていう驚きがありました。
かちっとした作品。力強かったです。

もうひとつの楽しみ、森美術館の隣の展望フロアからの眺めは
毎度のことながら感動をしてしまいます。
東京の街を見下ろすと、
本当に本当に沢山のビルがあって、
その一つ一つの部屋に人がいて、
その人、一人づつに沢山の物語があって―。
たくさんの人がひしめきあっていて、たくさんの灯りがある。
ということを考えると、ぞっとするし、切ないような、気分にもなるのです。

※写真は六本木ヒルズからの眺め。

2008年3月11日火曜日

めまいくるくる

大阪カレイドも設置が終わったし、
先週末は心に余裕をもって美術館へ。

竹橋の近代美術館「わたしいまめまいしたわ」と
東京都現代美術館の「川俣正 通路」
メゾンエルメスのサラ・ジー[Sarah Sze]展へ

なんだかおなかいっぱいの3本立て。
わたしいまめまいしたわは何故かこの展覧会のタイトル口に出して言いたくなるこのタイトル。
今気づいたけど後ろから読んでもわたしめまいしたわ。だ。

めまいしそうになる瞬間そんな瞬間が訪れる事を期待して、わたしは制作している気がする。
めまいにふっとなりそうになる時、作品に何かがふきこまれるのかも。
人間で言うと血のような。もの。
そんなことを考える。

現代美術館では、川俣さんは、あらためてすごいなーと思う。
プロジェクトのビデオとかみてそう思う。めまいとかいう段階を通り越してるなと思う。
常設展も満喫し、
清澄白河駅までの途中にある焼き鳥屋さんのジューシーな焼きたて焼き鳥を食べてさらに満足。

駆け足で私が大学1年生の頃からすきだったサラ・ジーの展示へむかう。
身の回りにあるいろいろな物を使用したインスタレーション。
中には小さな豆とかネジとかを配置している部分もあったりで
かなり細かい仕事がみえる。
そんなちいさな物たちを並べたりたくさんの物を並べている作業はきっと、
それこそめまいがしそうになるのではないかな。
すみずみまで楽しめた作品でした。
エルメスの硝子ブロックに透けて見える銀座の看板のネオンと作品がものすごくあっていて、
ギャラリーの中に鳴り響く作品に使用されているモーター音がとても印象的。
5月11日までやっているので、また機会があったら見に行こうと思う。

2007年8月23日木曜日

よこはまっ

今日はBankARTで開催中のボルタンスキープレゼンツLa Chaine日仏現代美術交流展へ行ってきました。

ボルタンスキーにまたもぐっとこころをつかまれてしまいました。
ぞくっとこわいインスタレーションでした。
26日までだよ。

今日は平日ってこともあって展示を見に来ている人が私と他4-5人って感じで
マイペースにおちついてみれたのが私は満足。

そういえばBankARTに来るのはかなり久しぶり。
1−2年前はやたらこのあたりに来てたのに。
NYKで今くらいの季節夜風にあたって外でビールをのむのがお気に入り。
港の香りがして、夜景がきれいなんだよね。
でも今日は用事があるから、昼間アイスティーをのみながらぼけっとする。
涼しくて、人もいなくて、いい時間でした。

こんな感じでゆったりとArtをみて外の景色をみてってしてたら、
なんだか越後妻有の里山がなつかしくなりました(ボルタンスキーもみたし。)
ボルタンスキーの旧東川小学校の作品はホントよかった。
去年の「最後の教室」もよかったけれどトリエンナーレ2回目の「夏の旅」もよかった。
なつのさわやかな空気の中にぎゅっと心が緊張するようなぞくっとする何か、を毎回ボルタンスキーは見せてくれる。