2009年10月28日水曜日

芸術の秋〜



先週末はゆっくり東京の美術館へいってきました。
あいにくの雨模様でしたが、満喫です。

東京国立博物館、特別展「皇室の名宝−日本美の華」
森美術館「アイ・ウェイウェイ展–何に因って?」
東京都近代美術館「河口龍夫展 言葉・時間・生命
トーキョーワンダーサイト渋谷 大巻伸嗣「絶・景 -真空のゆらぎ」
トーキョーワンダーサイト青山 open studio
SCAI THE BATHHOUSE 「ジュリアン・オピー個展」

を巡ってきました。芸術鑑賞三昧です。

国立博物館では若沖の動植綵絵のすべての30幅勢揃いで、
他のも華やかで見応えあり。でした。
しかし、前も書いたかもしれないけど、
私は若沖の絵を見ると、どうも気持ちが悪くなってしまうようで、
今回もやっぱりなってしまいました。
特に動物の目や連続した植物の模様、紫陽花の花びら、鳥の羽根を
じーーっとみていると目がまわりそうなクラクラした気分になってしまいます。
その後に展示されていた酒井抱一の花鳥十二ヶ月図の絵がすごく柔らかく感じて、
みていてほっとしてしまいました。

ついでに博物館の常設展も。
特別展とはうってかわって、しん とした館内は
静かに時の重みを感じる物がたくさんです。
古くは縄文時からの土器、そんな物を目の前にすると、
私の目の前にこの物が在ること自体がとても奇跡のように感じます。


アイウェイウェイ展も中国人のアーティストでこんな人がいたなんて!
っていう驚きがありました。
かちっとした作品。力強かったです。

もうひとつの楽しみ、森美術館の隣の展望フロアからの眺めは
毎度のことながら感動をしてしまいます。
東京の街を見下ろすと、
本当に本当に沢山のビルがあって、
その一つ一つの部屋に人がいて、
その人、一人づつに沢山の物語があって―。
たくさんの人がひしめきあっていて、たくさんの灯りがある。
ということを考えると、ぞっとするし、切ないような、気分にもなるのです。

※写真は六本木ヒルズからの眺め。

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