2009年11月7日土曜日

手紙


妻有のある人から手紙が届いた。

綺麗な詩のような出だしではじまるその手紙は
去年の秋から一年と、爽やかな夏の日々をありありと思い出す。

手紙は不思議なパワーを持っていると思う。
面と向かって言えない恥ずかしいこととかを、案外シンプルに言えたりして。
すぅっと心の中に入って来る。
心の中をちくちくと刺激する。せつないような、あたたかいような。

あそこの空き家の冬が始まる今の風景がみえるような気がする。
芸術祭が終って作品が去って、私も一ヶ月半もあそこを訪れていない。
あの場所にとって、あの集落にとってどれだけの影響があったのか?
みんなの心にどれだけのものを残せたのか?

もう一度考えてみないといけないな。
と思う。

もう池沢にも初雪が降ったのだろうか?
私のお返事は今日あたり着いているんだろうな。

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