2008年5月26日月曜日

田植え

田植えにいってきました。

越後妻有の室野にある棚田に手でお米の苗を植えてきました。

はじめて入った田んぼの泥の感触は気持ちよく、
鳥の声と蛙の声に包まれて
田んぼの水面に手があたる時の
ちゃぽちゃぽ
という音が耳に心地よい。

植えているとすごく夢中になってただひたすら進もうとする。
無心で植えている時もあれば、今田んぼの中に居ることも忘れて、
まったく違う事を考えていたりしながら、でも進む。

お昼においしいおむすびを食べ、
おいしい空気をすいこみながら
秋の収穫に想いをはせる。

案外たのしく、そんなに疲れもせず。
田植えの後は、泥と汗を流しに松之山温泉へ。
二日目は雨の中での作業だったので、ほんとに身体がじわっとあたたまり。
温泉がからだにしみわたりました。

今回はすべて苗も用意されていて
私たちはただ植えるだけだったけれど
この苗を育てるのもたくさんの手間がかかっているわけだし、
植えた後も田んぼのまわりの草刈りをしたり、
水の調節をしたり。
お米作りはやはり大変なことだそうだ。

とくにこの棚田のある地域は、田んぼ作りがまず大変だそうで。
「コメづくりをする。」
というよりも
「田んぼづくりをする。」とよく言うそうだ。

地元の人の話を聞いていて特に印象に残ったのは、
水の確保について。
棚田の上の方の田はポンプなどで水をひき上げてきていて、
水がひいてこれないたくさんの田んぼがあって、
どんどん使われなくなっていってしまっているということ。

また梅雨が終わってあまり雨が降らなくなると田んぼがひからびてきて
割れてしまう。
そのひび割れが深くなりすぎると田んぼに水が溜まらなくなり、
その年だけでなくこれから先も使いものにならなくなってしまうそう。
常に田んぼを潤わしておかなければいけない。
水と田んぼはすごく大切な関係と言うことをはじめて知った。

他にもいろいろなことを聞いてとても為になる田植え経験をしてきました。
ぶよにもたくさん刺されたし。。

次は夏の草刈り。
稲の成長が楽しみです。

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