久々に外苑前あたりをぶらつくと、
なんだかハイセンスなお店やらで久々に都会を体感。
最近は焚き火やらみかん狩りやらして自然と共にいる時間が長かったことに気付く。
都会もいろいろな人間模様や景色があっておもしろくて好きだけど、
自然のうつくしさにはかなわないな。なんて思う。
ちょうどワタリウム美術館で開催されていた重森三玲展へ行ってきた。
東福寺のお庭の作者ときいてこれはっ
と思ってみてきた。
東福寺のお庭は好きなんだけど、誰が作ったかなんて実はちゃんと知らなかった。
東福寺のお庭の小市松の庭は、実際に行った時にモダンですごいセンスだなー。
と思ってみていた。
もふもふ生えている苔(緑?)がかわいらしくて
それときっちりした市松の模様がカッコ良すぎて大好きになった。
この展覧会お庭の原寸模型は、いまいちだったけど。
(狭い会場がよけい狭くなってなんだかみにくかった。)
だけど重森三玲の仕事がどんなのだったかまとめて知れてよかった。
三玲とイサムノグチとの会話の中で、
自然が力強くて綺麗すぎるから作品をつくるのは難しい
みたいな事を言っていたけど、
わたしもそんな事をよく思う。
高校生の時に見た、広島の太田川から見える夕焼け空がとっても綺麗な色で
広くて気持ちよかった。
それで、当時通っていた美大予備校で油絵を描く時に
あの空の色で描こうって思っていろいろやってみたけど
あの空の色の感動にはまったく近づけなくてがっかりした事をよく覚えている。
これから春がやってきて色んなところでいい香で美しい花々がさく。
そんな春、満開の桜をみて感動する。
ちょっと嫉妬するんだけど、だけど自然が美しくて本当によかったって心から思うんだろうな。
庭をつくるしごとは、偉大な自然との対話で、
きっと自然へ尊敬のまなざしがないとできないのだろうな。
大変な作業だろうと想像する。
私は作品をみることによってそんな自然の美しさや知らなかった何かを
再び認識するきっかけになるといいな
と思って制作している。
昨日みた三玲のコトバたちが今後なにかしらのヒントになりそうな気がする。
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