2010年9月8日水曜日

ちから


一ヶ月くらい前にとどいたこの本

大地の芸術祭<ディレクターズ・カット>
北川フラム著

昨年の作品「うかのめ」の写真が小さく載っている。
うれしいけどそれはちょっとおいといて。

読んでいると今まで越後妻有で出会った
たくさんの人の顔が思い浮かび
なんかじーーんときた。
第一回の大地の芸術祭から第四回までの芸術祭についての
裏話やフラムさんの想いがつづられている。

大地の芸術祭と
一つの作品ができあがるまでのいろいろな話。
地元の方々、アーティスト、サポーター。

美術の可能性、美術の希望。美術の持つ力。

をあらためてこの本で考えた。

芸術祭に学生時代からお手伝いで関わっていて
直感的にここにはなにかがある。単純に楽しかったのだけれど。
美術をきっかけにひろがる何かがあると思って。
妻有の大地に度々足を運んでいた。

去年アーティストとして大地の芸術祭 越後妻有にはじめて関わって、
美術の持つ力を身をもって、責任感と共に感じた。

美術には力があると。思う。

最近、日本全国でお年寄りを巡るさまざまな悲しいニュースを耳にするけれど。
みんながよりよく一生を終え、
より豊かに人生を送れるようになれる。
そういう世の中になってほしい。
わたしだって30年後には立派におばあちゃんだ。
今の高齢者をめぐるいろいろな話は他人事ではないように思う。
私や今のまわりにいる友達や家族が
よりよく人生を終えるためにはどうすればいいのだろう?

よくわからないけれど美術にはちょっとずつ世の中をかえていける。
そんなヒントがかくれている気がする。

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