まちにまった。本当にまだかまだかとまっていた、
越後妻有トリエンナーレ2009大地の芸術祭の記録集が今日届いた。
こんなふうな緊張感をもって本を開く事はなかなかない。
ページをめくって、自分の作品のページに辿り着く。
とても胸に込み上げてくる物がある。
記録集をこんなふうな感情でページをめくるなんて
思ってもいなかった。
今から2年半くらい前、
妻有の第一次公募が始まって
応募要項をみて挑戦しようかどうか、考えている時のこと。
背中を押してくれた人がいた。
それからプランを練って、公募に挑戦して、
出品が決まって、制作がはじまって—。
過去の記録集をみて、自分もここに載るのだな。
と思って気をひきしめた。
いろいろなことがあった。
楽しい事、大変だった事。
くやしいこともあった。
喜んでくれた人がたくさんいた。
協力してくれる人がたくさんいた。
たくさんの人との出会いがあった。
この数年間で自分はとても成長したと思う。
アーティストとしてというより人として学んだ。
いままでに抱いた事のない様々な感情。
作品「うかのめ」が完成して、
そしてこうして記録されて。
裏表紙をめくると
あの空き家の中でぼんやり輝くお米の糸がしっかり印刷されている。
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