2011年3月1日火曜日

アトリエとまち


広いアトリエに夢が膨らむ今日この頃。

今のシェアアトリエの凸凹ハウスもとっても好きで。
なんともいえない愛をもって暮らし、使っている。
なかなか素敵なアトリエなのだけどちょっと狭い。
狭いのです。

アトリエの環境が作品に及ぼす影響は大きいと思う。
環境にあまり縛られず、大きい物が作りたいと思ったらつくれて、
小さい作品を作ったときでも小さな空間でみて判断するのと
大きな空間の中でみて判断するののは
出来てくる作品がぜんぜんちがうと思うし。
大きな空間にでも耐える作品がつくりたい。
作品が放つのパワーのようなものが強く出る作品がつくりたい。


というのも先日友人が念願のアトリエを持ったというので、
そのオープニングに行ってたのです。
そしたら広くて!
しかもそのアトリエ、格安でお借りしているとのことで。
なんともいい話。


その友人のアトリエは埼玉県の北本市にあって。
北本では最近「北本ビタミン」という文化によるソフト系の街づくり。
が行なわれているらしい。

そして先週末「おもしろ不動産」というイベントがあって、
友人のアトリエのオープニングはそのイベント開催にあわせて行なわれていました。
友達のアトリエを見るのを第一目的で行ったので
このイベントの全体像はいまいちつかめていないのだけれど、
北本に点在している使われていない物件で
不動産市場にもでまわらなさそうな物件を
アーティストのアトリエや発表場所に使っていて。
それを見て回れるというイベント。

アトリエ等はかなり大家さんのご好意で格安が保たれているそう。
それプラスこのプロジェクトのための資金でアトリエや発表場所の
ちょっとした改装費や修理費などの
最低限の初期費用がまかなわれているらしい。
スタートしやすいってのはいいな。と思う。

行政が関わっているプロジェクトがあるから
安心して大家さんは格安で貸してくれやすいのかな?
ランニングコストが安く出来るのは本当にありがたいことです。

経済状況が不安定で厳しい若手のアーティストが生活をし、
制作をして、アーティスト同士の繋がりも持てて
ゆるやかにおもしろいアーティストが寄ってくる。
そして拠点とする地域との繋がりも持てて。
その結果いい作品ができてくる。
まちが少しずつ活気づく。

いいな。この感じ。と思う。
私の暮らす湘南、西湘エリアでもこんな感じになっていけるといいな。

(写真は先日行った北本のどこか。
イベントに関わっていたスタッフやアーティストが
宿泊場所としていた家から見えた景色。
大きな一軒家にわさわさ人がいて山ほどのふとんがあった。
不思議な夜だったなー。)

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